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カツラは何年もつのか。買い替えと修理の分かれ目

かつらを使い始めて8年になる、会社員の森下です。
最初の1枚は、2年目に入ったころから生え際の毛が少しずつ減っていきました。
「まだいける」と使い続けて、店に持ち込んだときには作り直しを勧められる状態でした。

この記事では、かつらが何年もつのか、修理で済むのか買い替えるべきなのかを、専門店が公表している目安と私の経験からまとめます。

毎日使うなら2年前後が目安

かつら専門店のインクリーズヘアーは、修理ができるかつらで平均2〜3年、極薄タイプで1年くらいを目安にしています。
装着方法ごとの目安(毎日使った場合)は次のとおりです。

装着方法買い替えの目安
ストッパー(ピン)約2年
テープ1年半〜2年
編み込み1年半〜2年
シリコン1年〜1年半

着けたまま過ごすシリコン装着は、洗髪や枕とのこすれがあるぶん短めです。
修理をしたり、2台を交互に使ったりすれば、さらに長く使えるとも書かれています。

傷む原因は汗や皮脂、紫外線、摩擦です。
人毛については、水や海水に浸した黒髪に紫外線を当てると強度が落ち、色も抜けたという日本化粧品技術者会誌の研究があります。
乾いた状態では変化がなかったそうなので、私は濡れたまま日に当てないよう気をつけています。

修理で済む傷み、買い替えたほうがいい傷み

次のような傷みは、修理で直せることが多いです。

  • 部分的な抜け毛や切れ毛
  • 接着面のひび割れ
  • ネットの小さな破れ

ネットの破れは放っておくと広がり、周りの毛まで抜けてしまいます。
見つけたら早めに相談したほうが、費用も安く済みます。

一方で、次のような状態なら買い替えを考える時期です。

  • ネット全体が傷んでいる
  • 薄毛の範囲が広がり、サイズが合わなくなった
  • 価格重視のタイプや薄い素材のタイプで、修理を何度も重ねている

見落としやすいのがサイズです。
日本皮膚科学会の男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版は、日本人男性の脱毛は20代後半から30代にかけて目立ち、徐々に進んで40代以降に完成するとしています。
私も40歳を過ぎてから、かつらと地毛の境目にすき間が出てきました。
かつら自体はまだ使えても、頭のほうが変わってしまうわけです。

迷ったら点検を受けて、予備を用意する

毎日着けていると、自分では傷みに気づきにくいものです。
インクリーズヘアーは、自分で手入れしている人も3か月〜半年に一度はプロの点検を受けるよう勧めています。

修理には時間もかかります。
同じ店の場合、店舗での修理は即日〜1週間程度、工場修理は約45〜60日です。
修理中に着けるものがないと困るので、私は2台を交互に使うようにしました。

他社で作ったものでも、インクリーズヘアーのカツラ修理なら見てもらえます。
直すか作り直すか迷ったら、まず見積もりを取ってみると判断しやすくなります。

新しく作るときは、契約書にも目を通しておきましょう。
日本毛髪工業協同組合のお客様相談窓口のページによると、引き渡し後のオーダーメイドかつらは中途解約ができません。

まとめ

かつらは毎日使って2年前後、極薄タイプやシリコン装着なら1年前後がひとつの目安です。
部分的な抜け毛や小さな破れなら修理で、ネット全体の傷みやサイズの不一致なら買い替えを考えます。

私が一番後悔しているのは、傷みに気づくのが遅れたことでした。
半年に一度は点検に出して、予備を1台持っておく。
これだけで、かつらとの付き合いはずいぶん楽になります。